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@ 現    状
 建築年度が昭和61年と新しく、各自治体の無料耐震診断及び、耐震補強工事の補助は受けられない。さらに、10年前のリフォームで居間の間取りを変更し、既存の柱4本を撤去する工事を行っており、耐震性については、不明である。
A 耐 震 診 断
 各自治体の無料耐震診断が受けられないため、当社で耐震診断を実施した。上部構造点の最下値は0.88となり、1階の横方向の壁量不足をなった。しかし、他の箇所の数値は1.0を超えており、一応倒壊しないレベルであった。
B  補 強 方 法
 家の1階部分に大きな開口が多いため、診断数値が1階のX方向が低くなっている。2階部分は壁量も多く問題無いと考えられる。1階部のX方向の補強が必要になります。
 そこで、開口部を生かしたまま補強する工法として「L POWER工法」を提案します。「L POWER工法」は窓など開口部の両端の柱・梁・土台の接合部(仕口)に4箇所「L POWER」を取り付け、ユニットを形成します。このユニットに囲まれた部分は開口のままで片筋交いと同等の性能があり、従来のように筋交いや壁を設置することなく補強が可能となります。
 以前、リフォームの際、居間の間取りを大幅に変更しており、その際、柱を4本撤去していますので、居間の空間補強のため、居間周辺に「L POWER」を設置します。今回、トイレとお風呂のリフォームも行うとのことで、リフォーム工事の合間に「L POWER」を取り付けることで、取壊し・復旧費を抑え、低コストで施工する事ができます。
C  補 強 箇 所
1階6ユニット(24本)。
 
 
 
 
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